9月のブログ

皆さんこんにちは、院長の椎橋です。

 

夏休みが終わり、子供達は新学期が始まりましたね。

お母さんたちは、正直ほっと一息という感じでしょうか。

 

 

今年は上野動物園にパンダの赤ちゃんが生まれ、話題になりましたね。

夏休みにお子さんと一緒に動物園に行かれた方もたくさんいらっしゃることと思います。

 

 

さて、パンダの大好物といえば硬い竹や笹ですが、私たち人間には到底食べる事ができませんよね。一体彼らの歯はどのようになっているのでしょうか?

 

 

パンダは生後3ヵ月頃に乳歯が生え始め、4ヵ月頃になるとお母さんの真似をして竹をかじったりしますがまだ食べることはできません。7ヵ月頃になると乳歯から永久歯に生え替わり始めます(これは人間と同じですね)。そして永久歯が生えそろうとようやく本格的に竹が食べられるようになります。

 

 

人間の歯は親知らずを含めて全部で32本ですが、パンダの歯は生えそろうと42本もあります

また、パンダの奥歯は人間の奥歯の7倍もの大きさがあり、扁平で幅の広いかたちをしているため、頑丈な歯と強力なあごによって硬い竹でも砕きながら食べることができるのです。

 

ですが主食となる竹や笹はあまり栄養価の高い食べ物ではありません。パンダはそれを一日10~15kgも食べますが、糞の量は食べた分の約80%にもなり、栄養として吸収されるのはわずか17%ほどと言われます。動物園に行くとゴロゴロと寝転がっていることの多いパンダですが、これはエネルギーを節約するためなんですね。

 

 

起きている時はムシャムシャと竹を食べ、食べ終わったら横になって体力温存。

なんとも羨ましい生活ですが、「肉食目クマ科」であるパンダが竹を食べるようになったのには少し悲しい理由があるようです。

 

 

パンダは争い事が苦手な優しい動物のため、天敵やエサの競争を避け、さらには増加し続ける人間に生息地を追われたこともあり、中国山岳地の奥地で生活するようになりました。冬眠をしないパンダが冬でも1年中枯れず豊富に食べることができたのが『竹』や『笹』だったのです。

 

 

もともとお肉も食べる雑食系の動物が、優しい性格から消化吸収のあまり良くない食べ物を選んでいたことを知って少しかわいそうな気がしますが、ちょこんと座って細い竹を自分の手で上手に食べる姿は今まで以上に愛おしく見えてしまうんでしょうね。

 

 

しばらく動物園には行っていなかった私ですが、懐かしくなってきたので近々行ってみたいと思います。皆様も足を運んでみてはいかがでしょうか。 

 

8月の医院からのお知らせ

8月11日(金)~15日(火) 夏季休暇となります。

8月25日(金) 14:30~15:00の30分間だけ休診いたします。
        ※飯能市2歳児歯科検診に出席のため

 

【医院からのお知らせ】

7月9日(日)はスタッフと計4人で床矯正研究会主催のアドバンスセミナーに出席してきました。
午前中は講義があり、ランチを挟んで、午後は模型実習がありました。
スタッフと一緒に行くのは初めてでしたが、思ったより楽しんでもらえたようでした。
セミナーの後は、スタッフと食事をしながら意見交換し、非常に有意義な一日でした。    

虫歯と知覚過敏、痛みの違いは?

皆さんこんにちは、院長の椎橋です。

梅雨も明け、本格的な夏がやってまいりました。

気象庁では夏の最高気温は2014年から毎年更新されていると言われています。地球温暖化でこのまま毎年気温が上昇していくことを想定すると、数年後の夏はどのように過ごしていけばいいのか不安になるこの頃です。 

 

そんな暑い夏、冷たいアイスや飲み物などを食べる機会も増えてきます。みなさんはそんな時、突然歯がキーンとなる痛みを感じたことはありませんか?

キーンとした痛み、できれば起きてほしくない症状ですが、その痛みが虫歯なのか知覚過敏なのかを判断するのは難しいですよね。(※知覚過敏とは歯ブラシの毛が触れたり、冷たい食べ物や風が吹いたりなどで感じる一過性の痛みのことです)

それでは虫歯の痛みと知覚過敏の痛みにはどのような違いがあるのでしょうか。

先ほどお伝えしたとおり知覚過敏の痛みは一時的で、歯みがきの時や冷たいものや熱いものを食べた時にシミます。左右の前から3~5番目の歯に起きやすい傾向にあり、確かめるように痛む箇所を爪で弾いたりしても痛くはありません。

また、虫歯の痛みは初期の段階では甘いものや冷たいものがシミやすく、進行するにつれ熱いものもシミるようになり、症状が悪化すると何もしなくても慢性的に痛みが続きます。主に歯ブラシが届かない箇所に痛みが起こりやすく、痛む歯を爪で弾くとひびいて痛みます。

このように虫歯と違って知覚過敏は一時的な症状なのであまり大したことはないと思われがちです。でもそういった症状が続くとなかなか辛いものですよね。

いずれにしても目に見えない歯の症状、痛みがないと忘れてしまいがちですが、自己判断せずに定期的に健診を受けることをおすすめいたします! 

7月のブログ

院長の椎橋です。

気温の高い日も多く、蒸し暑く感じることが増えてきました。

湿気の多い季節は、なんとなく気分が憂鬱になってしまいますが、

体調管理に気をつけて蒸し暑さに負けずに乗り越えたいですね。

 

さて、この季節になると田畑だけでなく茂みの多い公園からもカエルの鳴き声が聞こえ始め、これにもまた季節の変わり目を感じることができます。

 

今の季節、カエルは冬眠から目覚め、春の暖かな陽気にも慣れ、パートナーを見つけるために一生懸命鳴き始めます。カエルの合唱は梅雨から夏にかけての風物詩ですね。

 

ところで皆さんはカエルには歯が生えているのはご存知ですか?

カエルの上顎には櫛(くし)のような円錐形(えんすいけい)の小さな歯がびっしりと並んでいます。下顎には生えていません。カエルは通常エサを丸呑みしてしまうのですが、この歯は、エサを口の中で押しつぶしたり逃げないように捕まえておくために使われているようです。

 

またカエルなどの両生類の歯は、一生の間に何度も歯が生え変わるため、虫歯を気にする必要もありません。私たち人間には羨ましい限りです。

 

 

ちなみに身近で見ることのできるアマガエルやヒキガエルなどには歯は生えていません。

歯の生えているカエルは外来種に多いようなので、ペットショップなどで見ることができたらラッキーですね。

 

梅雨の頃は気圧の低下により放置していた虫歯が痛みを感じやすくなります。

そうなる前に、気になるところは早めに歯医者さんで診てもらいましょう。

                 院長 椎橋

6月のブログ

院長の椎橋です。

 

今年も湿気たっぷりの梅雨の季節がやってまいりました。

 

皆様は梅雨の時期のお天気コーナーで

『湿舌(しつぜつ)』という言葉を聞いたことがありますか?

 

この舌のような曲線である「湿舌」が天気図状に現れると、大雨に注意が必要だそうですよ。

お口に関する言葉がお天気用語にもあるなんて面白いですね。

 

さて、皆様は『舌』にも正しい位置があるというのはご存じでしょうか。

 

舌の位置なんて気にしたこともない・・というのが本当のところかと思いますが、

舌の位置が正しくないと歯にも様々なトラブルが起こることがあります。

 

ここで舌の理想的な置き場所がどこか確かめてみましょう。

 

まず、口を閉じている時に舌全体が上顎の凹んだ部分にくっついて収まり、

舌先が上の前歯についていないこと。

そのかたちが舌のベストポジションです。

 

例えば上顎に舌がついていなかったり、舌の位置が低く下の前歯に

ついてしまっていたりすると歯並びが悪くなる原因になります。

 

また、歯と歯の間に舌があると開口(かいこう)という前歯が

噛み合わなくなる状態になることがあります。

 

このように、舌のポジションが悪いと知らないうちにお口のトラブルが

発生してしまうおそれがあります。

舌の位置は歯並びにとってとても重要なんですね。

 

今まで気にしていなかったという方も、この機会に舌の正しい置き場所を

少し意識をしてみてはいかがでしょうか。

院長 椎橋 

 

セミナーに参加してきました

2月5日(日)は、ホテルブリランテ武蔵野にて、埼玉県歯科医学大会があり、出席してきました。
特別講演、「歯科のくすりと全身のくすり」では、消炎鎮痛剤は、種類により作用する部位が異なる
というところが、興味深かったです。

また、講演Ⅱの「歯科医院における抗血栓療法患者や骨粗鬆治療薬使用患者の抜歯について」では、
抜歯前に、骨粗しょう症の薬を休薬しておくことに、積極的な根拠がまだないというのが結論かなと思いました。 

 
4月16日(日) ドックベストセメントセミナーに出席してきました。

5月21日(日) バーチャルデンチャーセミナーに出席予定です。

5月の医院からのお知らせ

5月11日(木)午前中は美杉台中学校の歯科検診のため休診します。

午後は診療しております。 

 

※5月の3連休は、久しぶりに家族全員の予定が空いたので、軽井沢に出かける予定です。
天気が良ければいいなと思っています。 

5月のブログ

新緑の、青葉が目に眩しいこの頃、

お家のベランダや庭、渓谷にも大小様々な鯉のぼりが元気に泳いでいますね。

 

鯉は昔、「鯉が滝をのぼり、竜となって天に登った」という

言い伝えがあり、男の子には出世して立派になってほしいという願いや

意味が込められ、端午の節句に飾られるようになったと言われている

縁起の良い生き物です。

 

自然の中にいる鯉はシジミやタニシを好んで食べるようなのですが、

パクパクさせている口の中にそんな硬いものを食べられるような歯は

見えません。

 

実は、鯉には喉の奥に「咽頭歯(いんとうし)」という歯が生えています。

その咽頭歯を使って貝殻を噛み砕き、砕いた殻はエラから吐き出される

仕組みになっているのです。

 

鯉のエサは水の中で柔らかくなるから歯がなくても食べられるというのは

間違いで、ちゃんと秘密兵器を持っていたんですね。

 

やはり、歯がなければ食べたいものも我慢しなくてはいけません。

 

そうならないように、定期的に歯医者さんで診てもらうことはとても大切です。

そして、普段からお口のケアはしっかりしていきましょう。

院長 椎橋 

4月の医院からのお知らせ

4月6日(木) 午後休診いたします。
※緊急の方は午前中にお電話ください。
5月11日(木) 診療は午後2:30からとなります。
※午前中は美杉台中学校の歯科検診があります。
 

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2月5日(日)は、ホテルブリランテ武蔵野にて埼玉県歯科医学大会があり、
出席してきました。

特別講演「歯科のくすりと全身のくすり」では、消炎鎮痛剤は種類により
作用する部位が異なるというところが、興味深かったです。
また、講演Ⅱの「歯科医院における抗血栓療法患者や骨粗鬆治療薬使用患者の
抜歯について」では、抜歯前に骨粗しょう症の薬を休薬しておくことに、
積極的な根拠がまだないというのが結論かなと思いました。
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4月16日(日)ドックスベストセメントセミナーに出席を予定しています。
5月21日(日)パーシャルデンチャーセミナーに出席を予定しています。

 

花粉症とお口の乾燥

院長の椎橋です。

 

少しずつ暖かくなってきましたが、花粉症の方には毎日つらい時期ですね。

 

この花粉症は目のかゆみ、くしゃみや鼻水など、目や鼻の症状がつらいだけでなく、

お口に思わぬ悪影響を及ぼすことがあります。

 

たとえば、花粉症で鼻づまりになると口呼吸が多くなり、

口内が乾燥しやすくなります。

また、花粉症のお薬には副作用として唾液の分泌を抑えてしまうものもあります。

 

乾燥で口の中がネバネバする、乾いた食べ物が食べづらいなど、

お口の乾燥が3か月以上続く場合には「ドライマウス」(口腔乾燥症)と

診断されることもあります。

 

唾液にはお口の中の細菌の繁殖を抑えるとともに、

むし歯になりかけた歯を修復する役割があります。

唾液が少なくなると、自身で口内を浄化・修復する力が失われてしまい、

細菌によって引き起こされるお口のトラブル(虫歯や歯周病など)の

リスクが高くなります。

 

お口の乾燥を防ぐには、うがいの回数を増やしたり、

こまめに水分補給をして潤いを保つ事が大切です。

また、食事以外にもキシリトールの入ったガムを食べるようにするなど、

咀嚼(そしゃく)の時間を増やして唾液の分泌をうながす事も効果的です。

 

セルフケアで改善しない場合には、お気兼ねなくご相談ください。

院長 椎橋